新型コロナウイルスの影響により、消費者行動は劇的に変化し、ソーシャルディスタンスを保った在宅ライフスタイルが来年以降も続く可能性が高くなってきました。ブランドが今後も成長し続けるためには、この新しいライフスタイルにおける消費者ニーズを早急に捉え、適切なコミュニケーションを展開すべきです。
FICCでは、この数ヶ月で消費者ニーズがどのように変化したかを明らかにするために、ジョブ理論の考え方に基づき、消費者が製品やサービスに求めるアウトカム(結果)の重要性の変化を調査しました。
全体的な傾向として、ウイルスによって直接脅かされている衛生、安心安全、健康、そして経済的な支出などの項目が最も重要視されています。さらに、ストレスの緩和、体力の向上や、メンタルヘルスの改善など、個人的なアウトカムが魅了の向上や家族以外の人間関係の改善などの社会的なアウトカムよりも優先していることがわかります。
社会変化を捉えたブランドの理想的なターゲットを見出します
社会変化に適応せず、ターゲット調査設計を誤ってしまうと、効果が出ないだけでなく、プロモーションの労力が一向に軽減されず、ラーニングも得られないようなターゲット理解になってしまいます。さらに商品や生活者だけを捉えたターゲット理解ではなく、「ブランド」を軸としたターゲット調査を行うことが、持続可能なIMCとROI向上の実現には不可欠です。
調査概要
調査期間:2020年5月14日〜5月18日
調査地域:全国
調査対象:20歳以上の一般男女
調査数:1,812人