ブランドの資源や想いに着目し、アスエネだからこそのビジョンを共に描く
ブロックチェーンを活用したシステムによって、地産地消型の再生可能エネルギーを提供しているアスエネ社。これまで、その高い技術力や営業力、ビジネスモデルによる差別化によって大きく成長を遂げてきました。
しかし、技術力やビジネスモデルはいずれコモディティ化されてしまう傾向があり、競合他社との差別化が難しくなってしまいます。持続的な成長のためには、ブランド独自の大義が重要です。
FICCは、アスエネのビジョンや競争環境などを整理し、代表の西和田氏の社会や業界に対する想いにも着目しました。地球規模の気候変動問題に真剣に向き合い、CO2見える化・削減事業を通じて、社会や業界の当たり前を変えていきたい。その想いこそが、ステークホルダーを惹きつける競争力の源泉と考え、ブランドのコアとなるビジョンを明確にしました。
アスエネの独自性に焦点を当て、共感されるブランドへ
FICC独自のフレームワークである「ビジョンラダー」を用い、競争環境、独自性、大義、経営資源など、現状を明確にする自社分析を実施。FICCのブランドマーケティングの専門知識をもって、ブランドの強化機会を明確にし、大きな時間軸で気候変動問題を捉える西和田氏の想いを中心に据え、アスエネという独自のブランドの姿、そして事業とのつながりを導き出しました。
コーポレートスローガンやステートメント、ビジョンに共感しアスエネ社を採用している企業が活用する利用者マークの開発など、強化されたブランドの姿とその戦略が体現されたクリエイティブを開発し、ステークホルダーを通じて、市場創造に繋がる形へと発展。今後、アスエネの掲げるビジョンへの共感により、新たなパートナーやビジネス機会の創出につながるご支援をしました。
具体事例について
コーポレートスローガン・ステートメント構築
ビジョンラダーで導き出したアスエネ社独自のブランド要素、そして西和田氏やアスエネ社に集まる人たちの想いを、スローガンとステートメントに込めました。
今後、Webサイトや会社案内、TVCMなど、ブランドとステークホルダーとのさまざまな接点で、ブランドのビジョン推進をリードしていくクリエイティブとして満足、評価いただきました。
アスエネ利用者マーク開発
アスエネの電力を利用している顧客が使えるマークを開発。この利用者マークは、顧客が再生可能エネルギーを導入していることの証明だけでなく、「100年先を変えるため、まず明日を変える。」というアスエネ社のビジョンに賛同し、顧客自身のブランディングにも繋がることを目指しました。
顧客の店舗エントランスや名刺などでこの利用者マークが使われることで、アスエネが掲げるビジョンの啓蒙と共感者を増やし、実現に向けての取り組みを後押しします。
お客様の声
FICCによるコンサルティングや「ビジョンラダー」を使った自社分析を通じて、市場におけるアスエネの存在意義を明確化することができました。事業に対する想いや会社の魅力を十分に伝えきれていなかったという気付きも得ることができました。
気候変動問題に対する日本人の危機意識はまだ弱く、アスエネでは事業を通じてその意識を変えていきます。その際は、いかに多くのステークホルダーを巻き込み、新たな事業の創出を含めた具体的なアクションを起こしていくかが大切です。そのためにも、FICCのブランドマーケティングの考えを通じて、自社の理念を共有できる仲間を増やしていきたいです。
ー アスエネ株式会社 代表取締役 西和田 浩平様