テクノロジーが進化する時代において、FICCは「人」の存在意義、一人ひとりの想いこそが重要であると考えています。AIや自動化による効率性や可能性が追及されるいま、極めて有機的でコントロールが難しい人の想いをなぜ大切にするのか?
それは、社会の固定観念や既成概念にとらわれない、より良い社会へ導くイノベーションは、テクノロジーやAIからではなく、未来を見つめる人の想いや存在意義から生まれるとFICCは考えているからです。
そして、ブランドのマーケティング活動においても、ブランドを創造し、ブランドに関わる人々、ブランドと出会う人々の想いを無視することはできません。なぜなら、社会につながる一人ひとりの想いの集合体こそが、ブランドであるからです。
「人の想い」により、新たな価値を創造し、社会へ意義を示し「人の想い」を束ね、未来を創造する力を大きくすること。それが、FICCが信じるブランドマーケティングであり、FICCの存在意義です。
多くの社会課題は、固定観念や既成概念へのとらわれによるものです。それらから解放され、思考を自由にし、一人ひとりの想いや視点のフィルターを通して、さまざまな学問やメタファーとなるものに視点を飛ばしながら、学際的な思考の旅に出ること。そして社会に対して “問い” を創造すること。この考えはまさに「人を自由にする」リベラルアーツの哲学です。
イノベーションの本質への “問い” に出会うためには、純粋な探究心に身を任せた思考の旅が必要であり、それこそが一人ひとりの存在意義によるイノベーション、価値創造へと繋がるのです。
FICCでは毎月「ONE FICC ー CROSS THINK TO INNOVATE」というテーマで全社会を実施。全社で答えのない問いに向き合い対話する"クロスシンク"の場があります。対話による多様性の交わりと学際的なプロセスを通じて、他者の視点を自身に内在させ、視点を増やし視座を高めることで、イノベーションに繋がる価値を創造する取り組みを行っています。
毎月社内で実施している「ONE FICC ー CROSS THINK TO INNOVATE」の全社会にて向き合った “問い” に対し、メンバーそれぞれの想いや学びを起点に “問い” を再解釈し、お互いの視点をクロスさせて導き出した、イノベーションにつながる種をご紹介します。
FICCが企業の枠を超えて、お互いのビジョンや意義から “共創” した取り組みや協業、クロスシンクのプロセスから生まれたイノベーションについてご紹介しています。
FICCのSNSでは、クロスシンクによって組織の中から生まれたイノベーションの種や、パートナーの方々との共創から生まれた協業やイノベーションを随時発信しています。ぜひフォローください。
SOCIAL ISSUE STUDIES
ソーシャルイシュー・スタディーズ
さまざまな社会課題の解決に向けて社会がめまぐるしく変化する中、企業においてもいかにビジネスによって社会価値を創出するかが求められています。FICCでは、メンバーそれぞれの想いや興味を起点に、さまざまな領域の社会課題や生活者の意識変化の探求を行っています。
マイノリティマジョリティ研修
FICC社内のジェンダー・フェミニズムを学ぶ研究会の発案で始まった研修です。ジェンダーに関する平等・多様性・広告表現という3つのテーマで、全社員で知識を身に付ける座学、そしてアンコンシャス・バイアスに気づき、対話を促すワークショップとで構成されています。最終的には、ただ知識を身につけるだけでなく、FICCが掲げる行動指針「互いの存在に感謝し、関わる全ての人の想いや学びをクロスさせ 、未来に繋げるイノベ ーションを起こす」ことができるよう、一人ひとりの存在を認め合い、組織の対話し合えることを目的としています。
関連情報
アスエネ 気候変動に関する勉強会
これからの時代、ブランドの持続的な成長を叶えてくためには、生活者だけではなく、ビジネスのバリューチェーンに関わる全てのステークホルダーに対して、ブランドとしてアクションを起こす必要があります。
FICCは気候変動×テクノロジー事業を軸にクリーンエネルギーの提供を行っているアスエネと協業し、気候変動に関する勉強会を実施。環境問題の現状やSDGs取り組み事例を学び、クライアントへの価値提供の解像度を高めるワークショップを実施しました。
関連情報
SOCIAL ISSUE BOOK
SOCIAL ISSUE BOOKは、ブランドが向き合うべき「社会問題」とはどういったものなのか、なぜ必要なのか、どう取り扱えば良いのかを考察することを目的として制作されました。ブランドの生活者に対する活動を支援するFICCのメディア・プロモーション事業が研究・執筆を行い、ブランドと顧客関係強化における「社会問題」について、ケーススタディなども織り交ぜながら、アプローチをしています。
関連情報
CREATIVE TREND BOOK
CREATIVE TREND BOOKは、世の中の広告のトレンドを題材に、広告表現やその狙いを言語化、抽象化することで、再現性のあるクリエイティブソリューションを生み出すことを目的に制作されました。FICCクリエイティブチームが執筆を担当し、各専門分野の視点からトレンドを捉え、アートディレクション・コピーライティング・テクノロジー・ストーリーの4つ軸で考察をまとめています。