FICCでは、様々なバックグラウンドを持つスタッフが、それぞれの強みを活かしながら活躍しています。今回紹介するメンバーは、メディア・プロモーション事業部に所属する瀬田 翔太朗です。
異業界のキャリアからスタートし、2019年にFICCへ入社後はディレクターで活躍。2021年に事業部体制が一新したタイミングで、新設のカスタマーリレーション部門のマネージャーとして配属となりました。なぜ異業界から転職を決意したのか、今期新たなポジションに挑戦した背景、そしてマネージャーとしてチームの目指す未来について聞きました。
自身の強みを武器に、マーケティング業界へ
社会人としてのキャリアは、リラクゼーションサロン1号店の店長からスタートしました。そこで施術メニューの考案から価格設定、店内空間やオペレーションを含むお客様の体験設計、広告施策の実行、売上管理など、店舗経営のあらゆる業務に携わりました。店舗を運営する中で、Webにおける店舗集客効果の高さを実感したことがきっかけで、Web業界に興味を持つようになりました。そこから、目標としていた黒字化を達成したタイミングで、Webマーケティング会社に転職し、Web制作・広告の基本を一通り習得しました。
その後、自身の強みである戦略思考・データドリブン思考を活かして上流の戦略部分から携われる環境に身を置きたいと考えるようになり、転職活動をしていた時にFICCと出会いました。業界を代表するような大手クライアントとの取引が多かったことから、仕事を通じて社会に与えられるインパクトが大きい点も魅力でした。最終的には、オフィスやメンバーの雰囲気に惹かれてFICCに入社を決めました。
ビジネスへの強い愛から、新たなポジションを確立
入社後の2019年から、ディレクターとしてトイレタリー(洗面用具製品)のグローバルブランドの担当となり、主にデジタル領域のメディアプランニング(商品・サービスをユーザーに届けるためのメディア活用計画)の業務に携わっていました。
入社2年目の2020年、コロナウィルス流行の影響を受けプロモーションの需要が一時的に落ち込んだことから、新規クライアントとの接点作りの必要性を事業部は感じていたんです。そこで、2021年5月に事業部体制は一新され、営業の役割を担うカスタマーリレーション部門が発足しました。チーム立ち上げが決定した時、これまでにない職種ということもあって、新しいメンバーを採用する話が上がる中、自ら立候補したんです。FICCが提供しているサービスは、特定のプロダクトがあるわけではなく課題解決型のため、サービスへの理解が必要です。遂行するためには社内連携が重要になるので、自分が適任だと思い、役員・上長にプレゼンしました。あの時は、外部から新しいメンバーを採用しても慣れるのに時間がかかってスピードが落ちてしまう懸念もあって、自分が適任だという使命感に近い感情から立候補していました。
現在チームが取り組んでいる仕事内容は、大きく分けて二つあります。一つめは、新規クライアントとの接点作りとして、マーケティングプランの立案を計画しています。その他にも、展示会の参加やパートナーとの繋がりから、様々なクライアントにFICCの強みやサービス内容を知っていただくための活動をしています。二つめは、新規クライアントが今抱えている本質的な課題を特定し、ソリューションを提示することです。下準備として、担当者によってヒアリングの品質や提示するソリューションにばらつきが出ないように、事前調査やヒアリングに関する業務を体系化することで、クライアントに安定感とスピード感を持って価値提供ができる仕組み作りに取り組んでいます。
本質的な課題解決を提案することでエンパワーメントしたい
仕事では、クライアントに寄り添うことを強く意識しています。FICCのサービスはクライアントの本質的な課題に対して最適な解決策を提案することです。販売しなければならない広告在庫がないので、自社の都合に縛られず、クライアントの課題解決に最適なソリューションを提案できる点にとても魅力を感じています。
FICCは学べる環境が常にあるので、努力次第でブランドマネージャーやCMOクラスの方とも同じ視座で話ができる能力が身につきますし、自分を高められているという実感があります。これからも学び続けることで、市場価値の高い能力を身につけたいと思っています。あと、純粋にFICCメンバーが好きです。勉強熱心なメンバーも多く、とても居心地が良いので、この人たちのために頑張ろうという気持ちになるんです。
どんな仲間と一緒に働きたいか
今仲間として求めているのは、法人営業の経験が豊富な方です。指示を待つのではなく主体的に動くことができて、本当の意味でクライアントやご担当者の課題に寄り添えるホスピタリティのある方に来て欲しいと思っています。マーケティング業界未経験でも学ぶ意欲があれば問題ありません。これまで業務を堅実に取り組んでこられた方には、ぜひチャレンジして欲しいですね。
また自分は、FICCが掲げているパーパスに共感していて、仕事を通じて自らの能力を向上させ、人や社会の役に立つことができる環境に感謝しています。FICCが掲げるビジョンに向かって自分のミッションを推進することは、イコールで社会やクライアントに価値を提供することなので、自己肯定感も上がり自分を高められる実感があります。また、バリューをさらに分解した「学び続ける姿勢と発信/主体性/期待を超える」の3つの要素が、このチームに必要だと思っています。消費者の認識や市場の環境は日々変化するため、マーケティングは一生学び続けなければいけないものです。人間の理解・数学・手法やテクノロジーなど領域も幅広く、知らなければいけないことは無限にあるため、学びに終わりはないと思っています。
市場価値を高め、「FICCに居たい」と思ってもらえるチーム作りを
今後はクライアントに「頼もしいマーケティングパートナーといえばFICC」と思ってもらえるようになりたい。そのためには、事業部の顔として未来のクライアントを繋ぐミッションを担うカスタマーリレーション部門のメンバー一人ひとりが、プロフェッショナルな姿勢とケーパビリティ(能力)を持つ必要があると考えています。メンバー全員の市場価値を高め、どこでも通用するけど「FICCに居たい」と思ってもらえるチームを作りたいです。
FICCは会社として挑戦を後押しする風土があるので、一緒に働く仲間と対話しながら積極的に新たなアクションを推進していきたいと思っています。
執筆:黒田洋味(FICC) / 撮影:後藤真一郎
現在FICCでは、メディア・プロモーション事業部カスタマーリレーション部門のメンバーを募集しています。募集の詳細についてはこちらをご確認ください。